わたしと政治 4
政治システムの性格を明らかにするためには、コミュニケーション機能のパフォーマンスを分析しなければならないとG.Almondは述べています。
すべての政治機能がコミュニケーションによって演じられているという事実の故に、政治的コミュニケーションこそ決定的な境界線維持機能である、と言うのです。
自律的なコミュニケーション・システムが存する時は官僚機構利益集団、政党内の隠されたコミュニケーションもある程度公然たる伝達活動によって規制され、コントロールされることもあります。
同様に、社会内の潜在的利益も中立的なコミュニケーション・メディアを通じて明らかにされうるのです。
コミュニケーション・メディアの自律性こそ社会から政治システムへの「自由な情報流入」実現の基礎であり、政治システム内部にあっては政治構造間の自由な情報の流れを可能にするものです。
さらに、その自律性は出力から入力への開かれたフィードバックを可能にします。
かくして、コミュニケーション機能は血液の循環にたとえうるのです。
システムの育成に寄与するのは血液でなく血液中に含まれている要素です。
血液は静脈を経由して心臓まで主張・抗議・要求を運搬する中立的なメディアなのです。
一方、心臓からは動脈を通じてルール・規則・判定といった出力が主張や要求に応える形で流れ出ます。