世界経済の変化 2
自動車、電機製品、コンピューター、精密機器などの先端分野では、管理貿易がほぼ常態化しています。
そうしたなかで、農業についてのみ自由貿易による国際分業化を主張するのは、きわめて非現実的であるばかりでなく、論理的にも矛盾しています。
第二に、国際農産物市場の限界市場的性格という点です。
要するに国際市場と国内市場とはいわば二重市場を形成しているのであり、国際市場における農産物の価格・数量は国内市場のあおりを受けてたえずはげしく変動しているのです。
国際市場はけっして統一的な市場原理によって動いているわけではありません。
第三に、国際農産物市場の政策的歪みという点です。
国内の高価格支持が過剰を生み、それが補助金つきのダンピング輸出として国際市場に放出されるという構造が、主要農産物については常態化しています。